火魅子伝短編8・始まりの日 |
- 日時: 04/02 23:59
- 著者: 龍虎
- 火魅子伝短編8・始まりの日
耶麻台国の首都、耶牟原城からそう遠くない山間にある小さな里が紅蓮の炎に包まれていた。
その中で立ち尽くす少女の目にはよく見知った者たちが映っていた。しかし、その者たちはすでに物言わぬ骸となり、ピクリとも動かない。
事の起こりはほんの少し前のことだった。日が沈んで闇が里を覆い、里人が床に就く時刻にそれはやってきた。
少女は夕食を済ませ、明日はどうやって過ごそうかと考えながら寝巻きに着替え、叔父と叔母とともに布団に入った。
少女に父はいなかった。こうして生まれてきた以上父はいるのだろうが、死んでしまったのか、それとも別の理由なのかはわからないが、少女が物心ついたころには父は居らず、母と共に暮らしていた。
その母も今は耶牟原城にいる。たびたび母の元を訪れていた男の護衛のためだった。男は耶麻台国の王弟、伊雅と名乗っていた。
里人は昔から耶麻台国の乱破として働いていた。その最高幹部とも言える王弟の護衛を母がしているということは少女にとって何よりも誇らしかった。だから、少々の寂しさは我慢したし、母が里を離れてからは叔父と叔母がよくしてくれていた。
少女の叔父と叔母には子供がいなかった。そのためか、二人は少女を実の娘同然に可愛がった。少女も叔父と叔母が好きだった。
叔父と叔母は優秀な乱破だった。母が耶牟原城に出向いてからは二人が少女の師範となった。少女には才能があったのか、四歳という幼さとは思えないほどの才覚を現し、めきめきと腕を上げていった。
そのためか、少女は同年代の子供よりも大人びていた。他の子供と遊ぶことはほとんどなく、修行のとき以外は一人でいることが多かった。同年代の友達はほとんどいなかったが、少女は気にしたことはなかった。自分から友達を作ることはしないが、近寄ってくる子を拒むこともしない。少女は他の子供とは違う独特の雰囲気を持っていた。
始めに気づいたのは叔父だった。叔父は突然起き上がり、外に出てゆく。少女のそばにいた叔母も叔父が外に出て行くと少女から離れ、床の板を剥いで隠してある剣を取り出す。
そのころになると少女も気づいた。多くの殺気が感じられるのだ。
「清瑞!!」
叔母が少女を呼ぶと、少女はすでに布団から飛び出しており、すぐさま叔母から短剣を受け取った。
それと同時に叔父が帰ってきた。
「狗根国の奴らが攻めてきたぞ!!」
狗根国・・・・・・・数年前から耶麻台国が治める九洲に攻め込んできている国だ。ここ最近勢力を増し、自国山都を中心に次々と他国を征服している。
四年前に耶麻台国の僚友ともいえる出面国に攻め込み、征服した。今もまた耶麻台国の首都、耶牟原城の間近に迫っていると聞く。
すでに狗根国が侵攻している地域では多くの隠し里などが襲撃されているらしい。
「ここにも来たと言う事はすでに耶牟原城にも・・・・・・」
叔母がそうつぶやく。
「お前たちは里の抜け穴へ行け。ここは男衆が食い止める。その間に逃げるんだ!」
叔父はそういい残すと走ってきた数人の男と共に里の入り口に向かって走っていった。
それを見送った叔母は清瑞の手を取って反対方向へ走り出す。
こういった隠し里にはもしものときのために秘密の抜け穴が作られているのだ。
だが、その抜け穴から傷を負った数人の男たちが出てくると普段穴を塞いでいる大きな石で穴を塞いだ。
「こっちは駄目だ!!出口で狗根国兵が待ち伏せてる!!」
どうやらすでに里は狗根国兵によって取り囲まれているようだ。
「くっ」
叔母は小さく舌打ちするとあたりを見回し、そばにある家に駆け込んだ。
家に駆け込んだ叔母は囲炉裏のそばの床にある隠し扉を見つけ、そこを開けた。そこは普段乱破装束や武器を隠しておくところで、大人は到底入ることなど出来ないが、清瑞ならば十分に入ることが出来る。
叔母は清瑞をそこへ押し込めると扉を閉めた。
「ここにいれば大丈夫だからね。いいかい、絶対に外に出てくるんじゃないよ」
扉を閉めた叔母は清瑞にそういうと家から出て行った。
床の下、地面に掘られた隠し部屋とはいえ、外の喧騒は嫌と言うほど聞こえてくる。男たちの怒号、剣と剣がぶつかり合う音、女子供の悲鳴、断末魔の絶叫。
いつまで経ってもやまない音に清瑞はこの時間が永遠に続くように思われた。しかししばらくすると音はやみ、耳が痛くなるほどの静寂が訪れた。
がたんっ!!
しばらくして静寂を突き破る大きな音がしたあと、足音が聞こえてきた。誰かが家の中に入ってきたようだ。清瑞は足音から男、それも武装した者だと判断した。
しばらく家の中を物色していた男は、囲炉裏のそばに転がっているぐい飲みを拾い上げてつぶやいた。
「何だ、何もねぇのかよ・・・・・・・」
男が立ち止まったところはちょうど清瑞が隠れている隠し部屋の真上だった。
清瑞は左手に持った短剣の柄を右手で握り締めた。同時に清瑞の目が鋭さを増した。
「ちっ、誰もいねぇし、何にもありやがらねぇ。ここはハズレだな」
男が歩き出すと清瑞は右手を柄から離した。男は歩きながら手に持っていたぐい飲みを後方に放り投げた。
ごんっ・・・・・・!!
ぐい飲みが床に落ちると鈍い音を発した。
びくっと清瑞の体が震えた。
ぐい飲みが落ちた場所はちょうど隠し扉の真ん中だった。
そのまま家を出るかと思われたが、男は立ち止まって振り向くと先ほど投げたぐい飲みに近づいた。
「なんだ? やけに鈍い音がしたな・・・・・・」
男はそういうと拳を作って床を叩いた。
こん、こん、こん・・・・・ごんっ、ごんっ。
「やっぱり、ここだけ音が違う・・・・・・・何かあるのか?」
男は鈍い音がしたところを仕切りに調べている。
「うん? これは・・・・・・・」
男は板に小さく空いた取っ手を見つけたようだ。
―・・・・・・・・・―
清瑞は手に持っていた短剣の柄を握ると鞘から抜き放ち、扉に切っ先を向けて構えた。清瑞の心と体が即座に臨戦態勢となる。
清瑞の顔に赤い光が当たる。扉が開いて男が持っている松明の光が入ってきたのだ。
清瑞は足を踏ん張って力をため、短剣をしっかりと握り締めた。
扉がゆっくりと開いて行く。
「ん? ・・・・・・誰かいるのか?」
扉の隙間から男の首が見えた瞬間、清瑞はありったけの力を込めて地面を蹴り、隠し部屋から飛び出した。
「だ、だれ・・・・・・」
男が松明を投げ捨てて腰の剣に手を伸ばしたが、男が剣を抜くよりも早く清瑞の短剣が男の喉を貫き、男は息絶えた。
男が絶命したのを確認すると清瑞はすばやくあたりの気配を探ったが、周囲には誰もいないようだ。それを確認すると清瑞は先ほど男が投げ捨てた松明の火を踏み消した。
清瑞が人を殺したのはこれが初めてだった。だが、躊躇いはなかった。そう教えられてきたから。
殺られるまえに殺れ。それを教えられた。乱破にとって重要なのは生き残ること。生き残ってこそ、任務を遂行することが出来る。そのため、乱破は何においても生き残ることを優先する。そのためならば人を殺すことも厭わない。
そう教えられて育ってきたのだ。命を奪うことに抵抗を感じることはなかった。
清瑞は男の喉に突き刺さった短剣を抜いて家の台所にある桶に張ってあった水で短剣についた血を洗い流した。
男の剣を持っていこうかと考えた清瑞だが、男の剣は大きく重いので、清瑞の手には余る。清瑞は持っていくのをあきらめることにした。
玄関から顔を覗かせた清瑞は油断なく外の様子を窺った。里の中にはいまだに殺気が漂っていたが、清瑞が隠れている家の周囲には誰もいないようだ。
清瑞は家から出るとすばやく路地裏へと身を滑らせた。
しばらく路地裏を行くと通りに数人の狗根国兵がいた。
清瑞は狗根国兵の唇の動きを読んだ。
『どうだ? 他に誰かいたか?』
『いや、もういないんじゃないか?』
『結構抵抗してきたが、たいしたことなかったな』
『ははははっ、当然だ。連中は俺たちがまだ耶牟原城手前にいると思っているんだからな。帖佐様はすでに耶牟原城を攻めてるってのになぁ』
男たちは笑い声を上げて去っていった。
―狗根国軍はもう耶牟原城まで攻め寄せていたのか・・・・・・―
清瑞は男たちが立ち去ったのを確認して向かいの家の影に走った。
建物の影から影へ滑るように走っていく。それを繰り返し、清瑞は里を囲む森の中に駆け込んだ。
木の陰に姿を隠した清瑞はそっと里を窺った。と、その前を狗根国兵が駆けてゆく。どうやら里の入り口に向かっているようだ。
後をつけると里の入り口に狗根国兵が集結していた。
「よし、全員そろったな。引き上げるぞ!」
指揮官らしき男の命令で狗根国兵が引き上げて行く。最後の一団が里を出る前に火矢を放っていった。あらかじめ油が撒いてあったのか、火は瞬く間に里を飲み込み、闇夜を昼間のように赤々と照らし出した。
狗根国兵が引き上げていった後、清瑞は森から出て燃え上がる里を見つめていた。
清瑞の目には叔父と叔母の顔が映っている。だが、二人の目は二度と清瑞を映すことはない。冷たくなった目はただ虚空を見つめ、動かなくなった口は二度と清瑞の名を呼ぶことはない。
清瑞は里を一通り見回ったがすでに生きている者は誰もいなかった。
―もう、この里で生きているのは私ひとりなんだ・・・・・・・―
その結論に至った清瑞は次に狗根国への憎しみが沸々と沸いてくるのを感じた。
―また狗根国兵が来るかもしれない―
そう思った清瑞は里を囲む森の中で待ち伏せることにし、一旦自分の家へ戻った。家はまだ火に包まれていなかったが、家に火が燃え移るのも時間の問題だろう。
清瑞は家に入るとまず寝間着から乱破装束に着替えた。この乱破装束は清瑞の母が里を出る前に清瑞のために作ったものだった。
着替え終わった清瑞は次に床の間の掛け軸をめくった。掛け軸の裏には小さな隠し扉があり、そこを開けると3日分の保存食が残っていた。
その保存食を持つと清瑞は家を出た。別の家からも保存食を取ってこようとしたが、もう火の手が迫っており家に入るのは無理だった。
仕方なく3日分の保存食を手に里の入り口に近い森の中に身を潜めた。
清瑞が森の中に身を潜めてからすでに7日が過ぎていた。
手持ちの食料もすでに底をつき、今ではあたりに生えている野草を摘み、そばを通りかかる野鼠などの小動物を捕まえてそれを食べ、飢えをしのいでいた。
いまや清瑞の感覚は刃の切っ先のように研ぎ澄まされていた。
風のさざめきも、小動物の呼吸音も聞こえそうなくらい耳は鋭敏になり、暗闇を見回す目も、ほんの少しの動きすらも見逃すまいとぎらぎらと光っている。清瑞はこの7日間、常に臨戦態勢を維持し続けていた。
それでいて自らの気配は見事に消し去り、周囲に溶け込んでいた。しかし、清瑞の殺気は心の内でメラメラと燃え上がり、消えることはなかった。
もともと乱破として優秀だった清瑞だが、この7日間でさらに技術が磨かれたようだ。極限状態が彼女を否が応でも成長させたのだ。いまや清瑞は一流の乱破となっていた。
しかし、この7日間で里を訪れた者は誰一人としていなかった。
それでも清瑞は待ち続けた。憎き狗根国兵が再び戻ってくるのを。
―必ず皆の仇を取ってみせる!―
今の清瑞にあるのはその一念だけだった。
それからさらに3日が過ぎた。
清瑞は見た目にも衰弱しているのが見て取れた。
周囲にはすでに食べることのできる野草がなくなり、ここ2日ほど小動物も見られない。このままの状態が続けばいくら清瑞が訓練された優秀な乱破とはいえ、限界が来るだろう。
それでも、清瑞は待ち伏せをやめる気はなかった。今の清瑞を動かしているのは仇討ちという執念だけだった。
時が流れ、太陽が山の向こうに姿を消し始めた。空は曇っており、月の明かりが地上に降り注ぐことはなく、里を闇と静寂が飲み込んでいく。
―今日も来ないか・・・・―
清瑞がそう思ったとき、誰かが里に近づいてくる気配を感じた。
―狗根国兵・・・・・・でも、たった一人?―
そう、清瑞が感じた気配は一人だけだった。
清瑞は近づいてくる相手に気づかれないように短剣を抜き、比較的原型を留めている家に身を潜めた。
清瑞が感じた気配はまっすぐ里に向かってくる。
―例え一人でも狗根国兵であれば殺す!―
清瑞は溢れそうになる殺気を必死で抑えて、近づいてくる気配を待ち伏せた。
しばらくして気配の主が里の入り口に現れた。
月明かりのない暗闇で顔はわからないが、影は鎧を身に纏い、腰には剣を佩いている。いかにも武人という格好だった。
「くっ、すでに狗根国に襲われた後だったか・・・・・・」
影は里の光景を見て呟いた。影はしばらく立ち尽くしていたが、気を取り直したのかゆっくりと里に足を踏み入れた。
影は焼け落ちた家や地面に転がっている遺体を確かめている。どうやら生き残りを探しているようだ。
―・・・・・・・・・―
影は少しずつだが清瑞の隠れている場所に近づいてきた。そのため、夜目の利く清瑞の目に影の顔がはっきりと映った。影は男で、年齢は30歳前後だろうか、顎に髭を蓄えていた。
―もう少し、あと・・・・・・十歩―
清瑞は自分の攻撃範囲内に男が踏み込んでくるのを待った。
―あと、六歩・・・・五歩・・・・四歩・・・―
その時、唐突に男が立ち止まった。男は周囲を仕切りに見回している。
―気づかれた?・・・・・・いや、大丈夫・・・・・―
清瑞は短剣を構えなおした。
男はしばらく周囲を見回していたが、再び歩き出した。
―二歩・・・・・・一歩・・・・・・今!!―
清瑞は男が攻撃範囲に足を踏み入れた瞬間、家から飛び出した。
飛び出した清瑞は一瞬で男に肉迫し、飛び上がって手にしている短剣を男の喉に向かって突き出した。
「くっ!?」
男は咄嗟に左足を引いて清瑞の刃をかわした。
「くそっ」
刃をかわされた清瑞はそのまま左に切りつけた。男はそれをしゃがんでかわし、後ろに飛びずさった。同時に腰の剣に手が伸びる。
その時、雲に切れ間ができ、月の光が清瑞を照らし出した。闇夜に照らし出された清瑞の顔を見たとたん、男の動きが止まった。
なおも清瑞が襲い掛かろうと腰を落とすと、男がつぶやいた。
「まさか・・・・・清瑞・・・・・・?」
清瑞は男が自分の名を呼んだのを不思議に思い、動きを止めた。それでも清瑞は男を睨みつけ、いつでも行動できるよう身構え続けた。
「お前、清瑞だろう!? 儂を覚えていないか? 伊雅だ、耶麻台王家の伊雅だ」
その一言で清瑞は思い出した。以前幾度となく母を訪ねてきていた男の顔を。
清瑞は武器を収め、伊雅に小さく頭を下げると不思議そうな顔で尋ねた。
「どうして、あなたがここへ・・・・・・?」
「やはり、そうか」
そう呟く伊雅の顔は感無量といった感じだった。
「里は狗根国兵に襲われたのか?・・・・・・・お前はどうしていたんだ?」
伊雅は矢継ぎ早に清瑞に尋ねてきた。
清瑞はその質問に一つ一つ丁寧に答えた。感情を交えることなくただ冷静に淡々と告げた。
「そうか・・・・・みんなやられてしまったのか・・・・・」
伊雅はしばらく黙っていたが決意したように清瑞をまっすぐ見つめた。
「清瑞、実はな・・・・・・・」
伊雅は清瑞に語った。自分が王である兄から大事な赤子を預かり、耶牟原城を脱出したこと。そのときにつけてくれた五人の護衛も脱出のときに全滅したこと。その中に清瑞の母親がいたこと。
清瑞の母を含めた五人が敵を一手に引き受けてくれたおかげで逃げおおせることができたこと。そして、母親の出身のこの里に清瑞がいるのではないかと思い、捜しにきたこと。伊雅は清瑞にすべてをありのまま告げた。
「・・・・・・・・・」
清瑞は自分が天涯孤独の身になったことを知って生まれて初めて泣いた。肩を小さく震わせ、声を押し殺し、頬を濡らして静かに泣いた。
いっぽう、伊雅はわずか四歳の子供に過ぎない清瑞の執念に戦慄した。同時に彼女の技量を頼もしくも思った。この子は将来、必ず役に立つ。そう判断したから伊雅は清瑞にすべてを説明したのだ。
伊雅は清瑞が泣き止むのを静かに待った。
しばらくして清瑞が泣き止むと、伊雅は清瑞に告げた。
「儂と共に来ぬか」
清瑞はその言葉に小さく頷いた。
このまま里に残るよりも、伊雅について行ったほうが狗根国兵と戦う機会は多くあるだろう。また、伊雅は剣の腕が立つと聞いているので彼についていけば、腕を磨くことも出来る。清瑞はそう判断したのだ。
その後、二人は放置されたままになっている里人の遺体を丁重に埋葬した。
清瑞はその夜、久しぶりに休息を取ることが出来た。
翌日の暁時、清瑞は伊雅と共に里を出た。
―みんなの仇は私が討つ。私が・・・・・・必ず!―
清瑞は里の入り口で立ち止まって振り返り、焼け落ちた里を見つめるとそう心に誓った。しばらく里を見つめていた清瑞は目を閉じ、里に背を向けた。
数瞬の後、ゆっくりと開かれた清瑞の目には強い決意の光が輝いていた。
太陽が東の山頂から顔を覗かせ、清瑞と里を白光が照らし出す。清瑞は太陽を背に、力強く歩みだした。
これより十五年の後、清瑞は神の使いを名乗る男と出会い、耶麻台国復興の戦いに身を投じることとなるのだが、今の清瑞は知る由もない。
運命の歯車は、ゆっくりとだが確実に廻り始めた・・・・・・・・・・・・・
あとがきはこちら
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