満点の夜空に星が流れ 序章 (H:ゲーム&小説 M:九峪、香蘭 J:?) |
- 日時: 09/05 16:07
- 著者: 桜
- 「九峪さま、いってしまうのか?」
香蘭は、この戦いの中で倭語を覚えた。
「悪いな、俺がここに残ってもさほど意味はないからな」
「火魅子なみの権力のある俺が残っても混乱するだけだ」
「わかりました。おたっしゃで」
九峪はみごと耶麻台国を復興させた。だが代償は大きかった。
幹部で生き残ったのは香蘭、紅玉、只深、伊部、音羽のみ。
他の者は、東山の策略にはまり、ほとんどの者が死んだが、
清瑞、香蘭、紅玉が蛇渇、回青、東山を倒し
何とか体制を立て直し、勝利した。
清瑞は、蛇渇を倒したもののすごい負傷をして死んでしまった。
その顔は、伊雅の敵はとったということできれいだった。
只深、伊部は、当麻の町にのこっていた。
只深、伊部はもとから客人として復興軍に居たので残っていた。
九峪は、負傷した親衛隊隊長の音羽を助け安全の場所までいってしまったので、
東山の策略にはまらず、死ななかった。
九峪は、愛した者をなくした悲しみから、帰ることを決意したが、
帰る方法を途中で失っていた。
それは、戦いの中で天魔鏡が割れてしまい、
時の御柱の発動方法がわからなくなってしまった。
星華や藤那などの方術が得意なひとがのこれば、あるいはわかったかもしれないが、
今となってはもう遅い。
九峪が帰れないのかと落ち込んでいるところに、討魔の鈴が、光り時の御柱がはつどうした。
「じゃあな」
討魔の鈴を握り締め、光りの中に消えていった。
だが九峪はこの時しらなかった。
時の御柱の力が弱すぎることを。
キョウがいなかったため。
あとがき
はじめまして、桜です。
はじめてSSを書いたので、けっこう短いです。
悪い点などありましたら、アドバイスお願いします。
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