「九峪様が行方不明!?壱の巻」
今日は九峪様が行方不明になりました。
清瑞「九峪、入るぞ」
返事はない。
清瑞「おい、九峪!聞いているのか?」
・・・またも返事はない。
清瑞「もういい、入るぞ」
中に入る清瑞、だが九峪の姿がない。
清瑞「こんな時にふざけてる場合じゃないぞ!出てこい、九峪!」
出てくる気配がない・・・それより九峪の気配自体がない。
清瑞「九峪??どこだ?」
そこに星華が。
星華「九峪様、失礼します。・・・あれ?清瑞さん、九峪様は?」
清瑞「どうも見当たらないのですが・・」
星華「え?どこにいるかご存じない?」
清瑞「私もたった今来たばかりだったので。」
星華「そうですか・・・ではどこに行ってしまったんでしょう?」
清瑞「少し城内を探してきます。」
星華「お願いします。」
清瑞(全く、世話を焼かせおって・・・。)
約1時間後・・・。
清瑞「星華様っ!九峪がどこにも見当たりません・・・。」
星華「え?どうしてでしょう?」
清瑞「これはみなで探した方がよいのではないでしょうか?」
星華「そうですね、九峪様にもしものことがあったら・・。」
清瑞「それではみなをこの場へお連れいたします、星華様はお待ちください」
九峪の間に女王候補、恋人候補などなどが集合。
嵩虎「九峪様が行方不明・・・と?」
伊万里「急にどうしたのでしょう?」
志乃「一大事になりかねませんね・・・。」
珠洲「あんなバカほっとけばそのうち・・ムググっ!」
志乃に押さえつけられる珠洲。
藤那「総大将でもあろうやつが、情けないったらありゃしない。」
閑谷「藤那、失礼だよ、そんなこと言って。」
清瑞「皆さん聞いてください。これはもう手分けして探すしかありません。」
みな清瑞に注目。
清瑞「この場は恐縮ながら私が指揮をとらせていただきます。」
香蘭「九峪サマ、消えちゃたあるか?」
紅玉「あなたは黙ってなさい。」
清瑞「こほん・・まず星華様、亜衣様、夷緒様、羽江様は城内を。伊万里様、上乃様、香蘭様、紅玉様は広場周辺を。只深様、藤那様、閑谷様、織部様、音羽様、愛宕様は市場や城下町周辺を。そして最後に虎桃様、忌瀬様、そして私が城外の周辺を探索することにします。いいでしょうか?」
みな頷く。
清瑞「それでは日が落ちるまでを目安として探索します、嵩虎様はここで待機して情報を集めてください。もし発見されましたら嵩虎様に報告してください。それでは皆さん移動しましょう。」
みなそれぞれの場へ散っていく。一人部屋に残された嵩虎。
嵩虎「私だけ残されましたか・・・みなさん、一刻も早く九峪様を・・。」
こうして九峪の大捜索作戦が幕を開けたのだった。
果たして九峪を発見する事はできるのでしょうか?
(九峪・・・どこへ行ってしまったのだ・・・。)
あとがき:4作目にしていきなりの急展開というかなんというか・・。
というよりちゃんと読んでいただけているのかが少し不安です。(^^;
もしよければ弐の巻も読んでくださいね〜〜♪
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