「〜イライラ珠洲〜の巻」





最近珠洲はイライラしている。

九峪様のせいだ。



珠洲「なんだか面白い事もないし・・・。志乃も相手してくれない・・。」

一人ブラブラと散歩中の珠洲。

珠洲「はぁ、羽江ちゃんでもいないかな・・・、あれ?」

九峪を発見、九峪は川辺で何かをやっているようだ。

珠洲「九峪様・・・か。ちょうどいい暇つぶしになりそう。」



九峪「ふぅ、後少し後少し・・・。」

何をしているのか先ほどからそわそわしている九峪の背後に回りこむ珠洲。

珠洲(九峪様なんて落ちちゃえ。)

九峪の背中を押そうとする珠洲。しかし運悪く九峪が・・。

九峪「やっと終わった〜〜。」

どうやら洗濯をしていたらしい。九峪が桶を抱えて歩き出した。

珠洲「え?うわっ・・・・きゃっ。」

ドボォォォン!

九峪「あれ?珠洲??どうしたんだよ?ほら、つかまって。」

珠洲(何であんなにタイミング悪く立ちあがったりするかな・・)

九峪に助けられる珠洲。

九峪「一体何があったんだよ?急に川に飛び込んだりして?」

珠洲(あんたのせいだよ)

九峪「そのままにしてたら風邪ひいちゃうよ?早く志乃のところに行って・・・ってお〜い。」

走り去る珠洲。

九峪「変なやつ・・・。」



珠洲「なんかもっとイライラしてきた、今度こそ九峪様を・・・。」

またもや珠洲、九峪を発見。

今度は清瑞と会話中・・・。

珠洲(清瑞さんに抱きついて殴られちゃえ・・・)

気付かれないように九峪の背後へ。

九峪「あ、ちょっと部屋に忘れ物しちゃった。取りに行ってくるよ。」

清瑞「全く、だらしがない」

またもや九峪が歩き出す。

珠洲(そんな・・・止まらなくちゃ・・・あっ!?)

石につまずきつんのめる珠洲、そのまま清瑞に抱きつくような格好になる。

清瑞「!?」

九峪「・・・何やってんだ・・・?珠洲」

珠洲「あわわ・・・・なんでもないぃぃぃ!!」

またもや走り去る珠洲。

清瑞「珠洲は一体どうしたのだ?」

九峪「さぁ・・・今日はなんだかへんなんだ、あいつ。」



珠洲「全く!!なんでこうなるの!?」

どかどかと廊下を歩く珠洲。

珠洲(なんだかすごいつかれたな・・・。志乃のところに行こう)

志乃の部屋へついた珠洲、しかしそこにはまたもや九峪の姿が。

珠洲(志乃としゃべってる!このぉ〜〜!)

九峪めがけて突っ込む珠洲。もういつもの珠洲ではない。

珠洲(私の志乃と・・・・許さないっ!!)

九峪「それじゃ、また後でね」

志乃「はい」

なんと言う凶運・・・またもや九峪が・・・。

珠洲「うわぁぁぁ!!!」

志乃「きゃ!?」

志乃と激突。二人で仲良く転倒。

珠洲「あたた・・・、志乃・・・ごめんね・・・。」

志乃「どうしたの?珠洲?」

九峪(ホントに変なやつ・・・・)

九峪は心の中で苦笑。

珠洲(ホントに今日は最低な日っ!!)



なんともトホホな珠洲ちゃんでした。



〜おしまい〜



あとがき:別に珠洲をいじめるつもりじゃないですけど(笑)

      なんとなく九峪にしてやられる珠洲をかきたかっただけかも・・。

      でもこう言う珠洲もかわいくていいんじゃないと思う今日このごろ。

      皆さんはどういう風に受けとめてもらったでしょうか?

      それでは感想よろしくお願いします☆